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四川麻婆豆腐 チャイニーズブラッスリー CANY'S
中華料理 四川 チャイニーズブラッスリー CANY'S

那覇で本場の四川麻婆豆腐を。
郫県豆瓣醤 × 花椒 × 豆豉醤、
三位一体の辛味

2026.05 読了時間の目安:約 6 分

▲ Draft — 関係者確認用サンプル。写真・追加テキストは店舗より提供後に差し替え予定

今では家庭料理の定番となった麻婆豆腐。しかしその本来の姿を知る人は、意外と少ない。 郫県豆瓣醤(ピーシェントウバンジャン)、花椒(ホアジャオ)、豆豉醤(トーチージャン)—— 中国四川省・成都に根ざした三つのスパイスが生み出す「辣・麻・香」の三位一体。 那覇・リウボウフードホールのチャイニーズブラッスリー CANY'S は、その原点に忠実に、 沖縄でなかなか味わえない本場の味を届けている。

01

麻婆豆腐の本家は四川省成都——郫県豆瓣醤とはなにか

郫県豆瓣醤と四川スパイス

スパイスの粉の状態(混ぜる前・混ぜた完成形)の撮影を店舗に依頼中

麻婆豆腐は今から150年以上前、中国四川省成都市のとある食堂で生まれたとされる。その主役となるのが「豆瓣醤(トウバンジャン)」——日本では「豆板醤」という表記が定着しているが、これは和製漢語だ。本来は「豆瓣醤」と書く。

CANY'S が使用するのは、四川省成都市郊外に位置する郫県(ピーシェン)産の豆瓣醤だ。郫県はその湿潤な気候と独特の発酵文化によって、世界で最も品質の高い豆瓣醤の産地として知られている。発酵期間の短いものから5年以上熟成させたものまで複数のグレードがあり、CANY'S ではそれらを独自の比率でブレンドして使用している。

「豆瓣醤の品質が、麻婆豆腐の9割を決める」——CANY'S 調理チーム

02

「辣・麻・香」の三要素を分解する

Là — Heat

郫県豆瓣醤が生み出す発酵した辛味。単純な唐辛子の刺激ではなく、深みとコクを伴う辛さ。

Má — Numbness

花椒(ホアジャオ)による、舌が痺れるような感覚。四川料理固有の「麻辣」の主役。

Xiāng — Aroma

豆豉醤(トーチージャン)が担う、独特の発酵の香りと旨味。他の二要素を包み込む。

この三要素のバランスが崩れると、麻婆豆腐は別の料理になる。「辣」だけが突出すれば単なる辛い豆腐料理になり、「麻」が薄ければ四川料理らしさが消える。CANY'S の麻婆豆腐は、この三つが均等ではなく、意図的な強弱をつけながら共存している。

03

熟成と若さ、2種の豆瓣をブレンドする理由

郫県豆瓣醤 熟成
郫県豆瓣醤 若仕込み

CANY'S では2種類の郫県豆瓣醤を使い分けている。一つは発酵が進み熟成した最高ランクのもの——深いコクと複雑な旨味を持つが、色は褐色に近い。もう一つは若く仕込んだ豆瓣醤で、鮮やかな赤色が美しく出るのが特徴だ。

熟成品だけを使うと味は深くなる一方、料理の色が地味になる。若仕込みだけでは色は鮮やかだが、旨味の奥行きに欠ける。この二つをブレンドすることで初めて、目で見ても食欲をそそる赤い色彩と、食べ込んだときに感じる複雑な旨味の両立が実現する。

04

花椒(ホアジャオ)の選び方と、痺れの設計

花椒(ホアジャオ)は、日本の山椒と同じミカン科サンショウ属に属する別種だ(学名:Zanthoxylum bungeanum)。同じ属でありながら種が異なり、日本の山椒が爽やかな柑橘系の香りを特徴とするのに対し、花椒は「痺れるような辛さ」と力強い芳香が際立つ。四川料理における「麻」は、この花椒なしには語れない。

辛味(辣)は時間が経つにつれ和らいでいくが、痺れ(麻)はしばらく口の中に残る。CANY'S ではこの「余韻のコントロール」を意識して花椒の量と処理方法を決めている。痺れが強すぎると次の一口が楽しめなくなり、弱すぎると四川らしさが失われる。豆腐の柔らかな食感と、その後に来る痺れの余韻——このコントラストが、食べる人に忘れられない記憶を刻む。

05

店仕込みの豆豉醤(トーチージャン)——「香」を担う第三のスパイス

豆豉(トウチ)とは、大豆を発酵・乾燥させた中国の調味料だ。塩辛く、独特の発酵の香りを持つ。CANY'S では市販の豆豉をそのまま使うのではなく、これを店仕込みの「豆豉醤」に加工したものを使用している。

豆豉醤は、豆豉に各種調味料と香味野菜を合わせて炒め、ペースト状にしたものだ。これを加えることで、辣の刺激と麻の痺れを包み込むような、深みのある発酵香が料理に加わる。「辣」と「麻」が攻撃的な印象を持つとすれば、「香」はそれを丸め込み、一皿としての統一感を与える役割を果たしている。

06

調理工程を見る

1

スパイスの下処理

花椒を適切な温度で炒り、香りを引き出す。豆豉醤も別途仕込み、使用直前まで冷蔵保管する。

2

豆瓣醤の炒め

2種類の豆瓣醤を合わせ、充分に油で炒める。焦がさず、香りを引き出しながら赤い色素を油に移すのが鍵。

3

豆腐の投入と味の調整

絹ごし豆腐を崩さないよう丁寧に加え、豆豉醤・スープを合わせてタレとなじませる。

4

花椒で仕上げ

仕上げに花椒を加え、痺れの香りを最後に立たせる。熱が入りすぎないタイミングが重要。

四川麻婆豆腐 仕上がり

よくある質問

はい、四川麻婆豆腐は「中華膳」または単品として、ランチ・ディナーともにご提供しております。ランチタイムの中華膳ではご飯・スープと合わせてお楽しみいただけます。
最大の違いは「郫県豆瓣醤」の使用です。日本の家庭料理や多くの飲食店で使われる豆板醤は、主に日本国内で製造された廉価品が中心ですが、CANY'S では四川省郫県産の本場品を2種類ブレンドして使用。花椒(ホアジャオ)の量と処理方法も、本場四川のレシピに準じています。
アレルギーに関しては、ご注文前にスタッフまでお申し出ください。原材料の詳細についてお答えいたします。
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