すすった瞬間に立ちのぼる、削りたての香り。極太の蕎麦をたぐり、辛味の効いたつけ汁にくぐらせ、最後に 0.01mmに削られた本荒節を溶かしながら口へ運ぶ——。 ジャパニーズブラッスリー CANY'S の「肉汁辛味つけ蕎麦」は、オープン当初から変わらず愛され続ける名物です。 約3mmの極太麺、肉の旨味が溶け出した辛味つけ汁、そして静岡焼津の老舗から直送される鰹節。 その一杯を、素材から解き明かします。
この料理を担当するシェフ
ジャパニーズブラッスリー CANY'S 調理チーム
石臼挽きの蕎麦と創作和食を軸に、素材の産地と仕込みにこだわる和食チーム。 つけ蕎麦は麺の太さ・つゆの配合・鰹節の削り方まで、一杯のために細部を設計している。
「肉汁辛味つけ蕎麦」とは——OPEN当初から続く名物
肉汁辛味つけ蕎麦は、ジャパニーズブラッスリー CANY'S がオープン当初から提供し続けている看板メニューです。肉の旨味が溶け出した辛味のあるつけ汁に、極太の蕎麦をくぐらせて味わう——シンプルながら、構成するひとつひとつの要素にこだわりが詰まっています。
つけ汁の主役となる肉は「鶏」と「豚」から選択可能。鶏はあっさりとした旨味、豚はより濃厚なコク。同じつけ汁の設計でも、選ぶ肉によって表情が変わります。本記事ではまず「鶏」を主役にご紹介します。
約3mmの極太麺——なぜここまで太いのか
一般的なせいろ蕎麦の麺幅が約1.3mm前後であるのに対し、CANY'S の肉汁辛味つけ蕎麦は約3mmの極太麺。一般的な蕎麦の倍以上の太さで打たれた、一品です。
なぜここまで太くするのか。それは、肉の旨味と辛味をまとった濃厚なつけ汁に負けない、力強い存在感を蕎麦に持たせるためです。細い麺ではつけ汁の濃さに押し負けてしまう。3mmの極太麺だからこそ、噛みしめるほどに蕎麦そのものの風味が立ち、つけ汁と拮抗します。
甘めの蕎麦露にラー油——極太に負けないパンチの設計
つけ汁のベースは、甘めに仕立てた蕎麦露です。そこにラー油を加えることで、極太麺に負けないパンチのある味わいに仕上げています。甘さと辛さ、そして肉の旨味——この三層が重なり合うことで、最後まで飽きずに食べ進められる奥行きが生まれます。
辛味つけ汁に溶け出した肉の脂と旨味が、極太蕎麦にしっかりと絡む。ラー油の香りと辛味が後を引き、一口ごとに次の一口を誘います。「鶏」を選べば軽やかな後味、「豚」を選べばより濃厚な満足感へと表情を変えます。
甘・辛・旨。三つが重なるからこそ、極太麺が最後の一本まで進む。
0.01mmの本荒節——静岡焼津「新丸正」直送の削りたて
この一杯の主役のひとつが、仕上げにトッピングされる鰹節です。使うのは、静岡県焼津のかつお節メーカー「新丸正」から直送される本荒節。それを、提供直前に0.01mmの薄さに削ります。
0.01mmという極限の薄さに削られた鰹節は、温かいつけ汁に触れた瞬間にほろりと溶けていきます。削りたてならではの香りが立ちのぼり、口の中では鰹の旨味がふわりと広がる。市販の削り節では決して再現できない、この「溶ける鰹節」こそが、肉汁辛味つけ蕎麦を名物たらしめる決め手です。
極太蕎麦・辛味露・溶ける鰹節——三位の食べ方
この蕎麦を最大限に楽しむには、三つの要素を意識すると良いでしょう。まず極太の蕎麦をたぐり、噛みしめて蕎麦そのものの風味を感じる。次に辛味つけ汁にしっかりとくぐらせ、肉の旨味とラー油のパンチを絡める。そして、つけ汁の上で溶けていく鰹節をまとわせながら口へ運ぶ——。
蕎麦の歯ごたえ、つけ汁の辛味と旨味、鰹節の香り。この三位が一体となったとき、肉汁辛味つけ蕎麦は完成します。〆には、残ったつけ汁に蕎麦湯を注いで、鰹節の余韻まで味わい尽くすのもおすすめです。
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極太麺を茹でる
約3mmの極太麺を、芯まで火を通しつつコシを残すよう茹で上げる。太い分、茹で時間の見極めが重要。
辛味つけ汁を仕立てる
甘めの蕎麦露にラー油を合わせ、選んだ肉(鶏または豚)の旨味を溶け込ませる。
締めて盛り付ける
茹で上げた麺を冷水で締め、つやと弾力を引き出してから盛り付ける。
削りたての鰹節をトッピング
提供直前に新丸正の本荒節を0.01mmに削り、香りが立つうちに仕上げる。
よくある質問
店舗情報
ジャパニーズブラッスリー CANY'S
Japanese Brasserie — RYUBO FOOD HALL
所在地
〒900-0015
沖縄県那覇市久茂地1-1-1
パレットくもじ 2F
アクセス
ゆいレール 県庁前駅
直結・徒歩0分
営業時間
11:00 – 23:00
(ランチL.O. 14:30/フードL.O. 22:00)
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